一次創作のお試しコース!どうぞ!『恋する学園天国』
風が強く人の当たりも強い。学校でイジメの無くなる日は戦争の終わりが訪れて世界が平和になる。そんな時代にならない限り不可能であろう。そんなご時世に俺は生まれた。
俺の名前は白崎 創(しろさき つくる)
ここで軽く自己紹介をしておこう。
Q 容姿
A 誰もが認める美男子
Q成績
A常にトップ
Q 絵心
A 画家になることをお勧めされる
Q 性格
A誰にでも優しい
Q 歌声
A 俺が歌えば誰もが※1 Standing ovation(スタンディングオベーション)状態だ
※1意味【演奏会やスポーツなど人が集まるイベントなどで、観客が立ち上がって拍手を送ることである。 素晴らしい演奏や演技、プレーに感動した観客による最大限の賛辞である。】※Wikipedia参照
Q モテる?
A え?それ聞いちゃう?聞いちゃうの?そんなの聞かなくてもわかるだろ
Q いや、良いからおしえてください。
A だから、そんなの──
Q 早く言え!
A モテるよ!モテますよ。過去に30人とは付き合ってたしね
Q は──?
A そんな俺は今。36人目の彼女とデートに来ていた。
[恋する学園天国]
第1話《芸能学園?》
街は人で溢れかえり、若者がカラオケ行く?やカップルが次パンケーキ屋さんに行こっか!なんて声がわんさか聞こえてくる中俺は今。彼女とデートをしていた
『さっきのケーキ屋本当に美味しかった!ありがとう創くん』
「あぁ喜んでくれて良かった」
彼女に微笑んで返すと顔が真っ赤になるのが良くわかる。
この後どう彼女が切り返してくるか見ものだな。
それによって今後どうするべきか大いに変わってくる。
この女性に賭けたいのだ可能性を。
「このあとどうしよっか?涼(すずか)ちゃん」
『えーっと、、思いつかないから創くんが決めて』
....外れた、いや寧ろ。重なってしまったのか。
「そのパターンか...到着の頃からAパターンからの会話のCパターン更にケーキ屋さんでのIパターンで、今のBパターン。別れよう涼ちゃん。」
『え──。どうして?』
「君のパターンはもう何人も付き合ったから。面白味が無いんだよね!俺の知らないタイプの人間だと思って後輩に手を出してみたけど。やっぱり女の人は一緒なんだね。いい勉強になったよ。ありがと」
そう言って微笑んでみせると彼女は泣ながら道行く人をかき分けながら去っていった。
ここで一般人に問おう。容姿が好きで中身をよく知らない人と付き合ってそれが自分の思いどおりの性格な筈だ!と思い込んでる人が多いが。実際の所そうではないのだ。
モテすぎてしまう俺のように。彼女作りはただのパターンを抜け出せるかという題材のゲームに過ぎない。恋する気持ちは、パターンを抜け出してきた人のみ感覚を得る。そんな考えの人間が俺だ。
ふと時間が気になりスマホを見ると時刻は11時30分
「にしても、今回は気付くの早かったな。まだ昼前だっつーの。家に帰って※2 ギャルゲでもしとくか。」
※2意味【ギャルゲとは恋愛シュミレーションのゲームの事である】※作者経験状知識参照
..............................
........................
................
.......
家に帰る為だけに20分かかってしまった。
デートに本気出しすぎだな俺もと思いながら
いつものように扉を開ける。
「ただいまー。」
母親が呆れた声でおかえり。と返事をする
俺が何人も付き合ってきて何人も別れてる事を知っているからだ。
リビングへ向かうとテレビが付けられていた。
女優は凄く容姿が整ってる子達が最近のテレビで見られる。きっと色々な一般人とは違う環境で育ち
パターンも掛け離れたそんな、素晴らしい人達なんだろうなと胸を膨らましつつ。ゲームを起動する。
ギャルゲのいい所はメインヒロインを落とすのが難しいところだ。やはり一番可愛らしいからこそ攻略が難しい。容姿が美しいからこそ難しいこの難しさが俺にはとても堪らない。だからこそ女優を落としてみたいものだ。と考えながらゲームをしていると
『創。もう普通の女の子に飽き飽きしてきてるんじゃないの?』
「うん、まぁーね。」
『じゃーどういう子がいいのかしら?次から高校生でしょ。女の子があえて少ない学校とかどうかしら?』
母親は自分に合った生活を一番に考えてくれる。
なので俺も全力で答える。
「芸能っ..と子が沢山いる学校がいいな。」
『あー、げいのう...ね。まぁ普通の女の子には飽きてるもんね!良いんじゃない?じゃ見つけといてあげるわね!』
母親がその適切な学校を見つけるのは遅くはなかった。
成績も問題はなく。なんだったら、すんなり入れた。
時は流れ。4月の中頃
入学式早々今までとは比にならないレベルで
可愛らしい女の子が登校していた。ので!
パターンから外れてくれることを願ってナンパしてみよう!
「ねぇ。君、俺君の事本当に愛くるしくて。堪らないよ俺と付き合ってくれないかな。」
といつものようにナンパする。これで引っかかる可能性は100%その場で無理でも放課後にはOKを必ず貰える。
『ごめんね。多分キミには僕は無理』
「いや、大丈夫。俺、女の子の事は何でも分かるだから、君を大切にする。」
『うん。"女の子は"ね。僕男だし』
パターンを裏切ってきたぁあああああああああああああ
だがおとこぉおおおおお!?
『じゃーね!』
その場でその女の子?は去っていったが肝心の俺は
笑顔のまま凍結した。
そのあとも、そのあともナンパしてみるが。
毎回男だ。男、おとこぉお。。
話しやすそうな爽やかくんに話しかけてみた。
「ねぇ、、あのさ」
『うぉっ、ナンパ!?普通男の娘にナンパするでしょ!なんで僕!?』
「いや、ナンパじゃない!というか、ここ女装してる人多くね?」
爽やかくんは今にも逃げ出そうとするがなんとか腕をつかむ。
『そりゃ、ゲイの学園だしね?仕方が無いんじゃないかな。』
「は──?」
『んだから、BL学園。俺らみたいな同性愛者を正式に認めて誰からも非難されない学校だよ!』
いや、詳しく聞いてない。え、は、母親。
ははおや、、、
「おかぁーーーーさぁああああああんんんんんんんん」
聞き間違えから始まったパターンから極度に外れた世界。
俺は一体この学園でどうなるのか。とりあえず貞操は守ろう。