のら寝子の気ままにブログ

一次創作や、日常のワンシーンを送りしたいと思っておりますので、気軽にみってね!

恋する学園天国第2話

女優。それは一般人とはかけ離れた存在。
大人の世界を知りつつも、幼さを強要され時には悪人になる事を義務付けられる仕事。そんな中屈強に生きている女優と付き合ってみるとどんな世界が広がるのだろうか。
俺の世界も大きく変化するのではないかとそんな気にささられ──。

『おい起きろよ』
うるさい。男に起こされるより、まだ女の子に起こされる方がパターン的にも外れる可能性が...

『起きろって!』

「だから、、女の子に起こされる方がマシだっつの...」

『それは無理な話だ』

「ん、どうしてだ」
眠気が激しく全身が重い

『そりゃ。BL学園だし?』

「.........」

ユメジャナカッタ。

 

[恋する学園天国]
第2話【拘束する為の校則?】

空は快晴でいて窓から暖かい日差しが差し込み布団はまるで太陽のほのかな匂いがする良い環境。そう俺は知らない間に保健室に運ばれていた。

『にしても、さっきは驚いたよ。いきなりおかあさーーーんとか叫びながら気絶するんだもん』
あぁ、気絶していたのか。道理で記憶が無いと思っていた

 

「助けてくれてありがと」
男に助けられたのはこれが人生初だった。

『おう!』
太陽のように眩しく笑う
ふと我に帰り服が乱れてないか貞操を奪われてないか確認する。しかし確認の仕方がわからない。

『ん、何捜し物?』

「俺一応聞くけど...貞操は護られてるよね..」

『は──?助けられといてそれ!?ぼ、僕集会あるからさ。さ、先。行ってるね!』
爽やかくんは顔を真っ赤にしてその場から去っていった。


不思議な感覚だ。女の子が居ない学園か...
心地の良い布団にもう1度寝転がってみる。
うん。心地いい

『おい。新入生集会行かねぇと校長に目をつけられるぞ』
低く誰にも押さえつけられない一匹狼のような声で俺にそう囁いた。
「お、おう。ありがと」
新入生?ってことは先輩かココは礼儀正しく。
「ございます。」
そう言って保健室から体育館に移動した
地図は、鞄にいれていたので
目的日に着くまではそう時間はかからなかった。
..................
............
......

 

校歌は初めて聞いた時には覚えれる気は全くしない
ただ俺は天才なので頭の中で初めて聴いた曲を永遠とループさせ覚えれる事が出来るのだ。

『次に校長のお話です。』
校長か、どうせハゲたオッサンかなにかだろうと思っていると周りがザワつき始めた。
とてもいや、この世とは思えないほどの美女が現れたのであった。

『皆さん。ごきげんよう私は校長の時鐘 楓(ときがね かえで)と申します。気軽に楓お姉さんと呼んでもいいのよ?まぁ性別はもちろん男だけども、ね★』

ま、また男か....何も信じられなくなりそうだ。にしても
何だこの熱風のようなオーラは只者ではない。こう絶対的な強者の力を感じる。しかし、それが何かは俺にはまだ分からない。卒業までには突き止められるのか、このオーラの根を....

 

『えーっととりあえず校則は皆様にお配りしております
一つ目!【イジメはしない事】
二つ目!【性的暴行は禁止】
三つ目!【交流はなるべく躊躇(ためら)わないこと】
四つめ!【外には出ないこと】
──ん?
五つ目!【楽しい学園生活にすること】
です!この五つのことを守ってくれればどんな事をしても構いません例えば。カラオケやゲーム、ビリヤード全てうちの学園で出来てしまうのまるで天国でしょ?そう学園天国。でしょ?もしこの校則を守れなかった場合は。
そうね。卒業またはお仕置きね★』

うん。圧倒的なオーラはこれだったのか
初日から分かってしまった。誰一人声を出すことが許されない空気を作り出し。美人故にとてつもなく恐ろしい。まるでそこが暗くて見えない谷底を眺めるそんな感覚に陥っていった──。